見えない壁

人は、誰でも知らず知らずのうちに壁を作るという。壁というのは、自分の限界の壁。「無理だ」という思い込みが、現実的に無理な結果を導き出す。その証拠として、誰かがその壁を越えるのを見ると、その壁は、いとも簡単に崩れ去る。

たとえば、男子100m10秒の壁。誰もが無理だと思い込んでいた。しかし、それを超える記録が一度でれば、堤防が崩れるかのように、10秒超えの記録が連発する。そして、10秒の壁は、もはや壁ではなくなってしまう。

メジャーリーグの壁。野茂選手が、それを超えることができることを証明した。そして、メジャーリーグに挑戦する日本人選手は、「無理だ」から、「自分にも出来る」に変わった。釣り場でも、同じことは起きる。

アタリのない状況で、誰かが釣り上げる。「あ、釣れるんじゃん」その瞬間から、アタリを感じ、実際に釣れ始める。ここで重要なのは、「誰かの後」に行くかどうか。誰かが示してくれた後でなければ出来ないかどうか。

どんな小さな分野であっても、こうしたパイオニア的な存在はありえる。誰かを待つ必要はない。まず、自分からやってみる。それは、心がけひとつで十分可能なことだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)