思い切ったことをやろうとするとき、それに踏み出すかどうかのひとつの基準がある。それが、「根拠のない自信」だ。一方で、辞めた方がいいという判断基準もある。
それが、「勇気を必要とするかどうか」。この二つの考え方は、大きく関連している。まず、自信があれば勇気は必要ない。必ずうまく感じていることに勇気など必要ないのだ。
毎朝の通勤電車に乗ることに、勇気が必要かどうかを確かめてみれば判りやすい。そして、根拠のない自信というのも、また同じ。今日、無事に1日を終えたからといって、明日も同じように無事に終える保障などどこにもない。
しかし、そのことに一抹の不安も感じない。また、同じように朝が来て1日を送ると「信じている」。そういった信頼や自信は、特別な何かを行う場合も同じ。脱サラした身として、よく相談を受けることがある。
そのとき、確認することは、まず「根拠のない自信」。根拠がないのだから、それが説明できなくてもいい。だから、「なぜ」などという野暮な質問はしない。
どこかで、うまくいくという確信めいたものがなければ、それは、必ずどこかでつまづきうまくいかない。逆に、どこか根拠のない自信があれば、たとえ、何かあってもつまづいても切り抜けていける。
実際のところ、そんなものだと感じている。すばらしい事業計画よりも技術よりも人脈よりも、まず、必要なことは、「根拠のない自信」。それに勝るものはないと感じる。
