自分には、才能があるのだろうか。物事がうまくいかないとき、そう感じることがある。そもそも、才能とは何か。その根本にあるものは、技術的な要素ではない。その本質は、「継続できること」にある。
つまり、それが好きであるということ。どんな天才であっても、その才能が認められるまでに、およそ10年の歳月を必要としている。
つまり、10年続けられることこそが才能で、それが出来るかどうかがキモになるといっていい。一方で、才能のない人はいないという。そもそも、人というのは、自分に才能のない分野や物事に興味を持たない。
今、総理大臣になろうと思わないことと同じだ。興味があって行動に起こすということは、それは、自分には才能があるということだといえる。あとは、それを継続することができるか。
それほどの情熱を持って続けることができるか。他人は、それを「努力」というかもしれない。しかし、当の本人は、努力した覚えはない。勇気があったと評価されるかもしれない。
しかし、本人にとっては勇気でもなんでもない。朝、通勤電車に乗ることに勇気がいるだろうか。そういった感覚で、続けていける。それこそが、まさに「才能」である。
アリストレスは、こう言った。「才能とニーズとの接点に天職がある」まさに、これこそが成功の黄金律なのだろう。
