騙しのテクニック

いろいろな騙しのテクニックが存在する。それは、まるでイタチゴッコのように、次から次へと現れ、ある種感心させられてしまう。そのテクニックの根底には、人間の心理的な部分を捉えたものが多い。罪悪感、不安、愛情、恐怖感、etc。

軽微なセールステクニックから犯罪まで、その使い方や悪質さも、様々だ。騙されないために必要なことは、騙す方がそうするように、まず相手を知ること。しかし、人は、自分中心に考える思考を基本としている。

相手の視点に立って物事を考えることは、意図して行わない限り、なかなかできるものではない。「相手の立場を知る」この取り組みは、ひとつの自己防衛でもあるし、固定観念や余計な思考を防ぐ効果もある。儲け話があるならば、なぜ自分はやらないのか。

なぜ、そうするのかを考えるようにする。パチンコ攻略法を販売していた業者の元社員は、その戦略と手口を、こう証言していた。「パチプロ集団として、パチンコで稼いでいたが、機種メーカーの対策で、稼げなくなった。

だから、過去の実績を盾にして攻略法を売ることを考えた。実際には、攻略法は『作り物』の部分もあったが、『攻略法を買う人は、楽して稼ぎたい人』。攻略法自体を難しくすれば、諦めてしまうもの。

それでも、苦情を言ってくれば、会社に呼んで、改造された機種で証明してあげる。それで、ほとんどの人は納得して帰り、それあと、文句や苦情はいってこないもの」この説明の中には、様々な要素が盛り込まれている。不況が続くと、いろいろな「話」が出てくるもの。

それに手を出す前に、まず上の話を思い出してみる。当てはまる部分があれば、再考が必要だ。「真っ当さ」を見つめること。王道に裏技はないし、時間がかかるもの。そこから目をそらしていては、掴めるものも掴めない。

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