物事を推し進める推進力がないのは、そこに明確な意思がないからだ。意思のない存在は、意思あるもの動かされる。結果的に、「やらされている感」がぬぐえず、不満やストレスを感じながら行うことになる。
意思を表明することに、抵抗感を覚える人は少ないないだろう。しかし、明確な意思を表明し始めると、ある法則があることに気付く。意思が正しい方向性を持っているならば、いとも簡単に受け入れられるということ。
その意思の表明の連続は、自分で人生を歩む足音を聞かせてくれる。良い事をしようと肩肘を張る必要はない。他人の視線や評価におびえる必要はない。
心の奥の良心から発せられるメッセージは、常に正しいメッセージを伝えてくれる。そのメッセージを受け取れる状態。その心の状態を保つことが大切だ。
枝葉末節な出来事に振り回され、時間に終われるような生活もあるだろう。しかし、必ず自分ひとりの時間、精神的に落ち着ける時間を持つことだ。出来ればノートに向かい、そこに今の感情ややりたいことなどを書く。
ただ、思いつくままに書き続けてみる。それぞれの関連性や文章の出来は気にしない。そこにあるキーワードから、糸を手繰るように、言葉が繋がっていく。
その工程をやり終えたとき、意識の明晰さを感じることができるだろう。それが、「意思のサイン」だ。思いをめぐらすことは、時に混乱を招く。だから、書き出してみることで整理する。
意思のサインを行動に変える。それが、物事の結果をも明確にしてくれる。
