昨今では、物事のスピード感は驚くほど速い。なんでも、すぐに、早く。逆に、物事が廃れていく速度も速い。一昔前は、1ビジネス30年が寿命といわれたが、今では、3年が寿命だといわれている。
こうした現状の中で、速さを求める側に立ってばかりいると痛い目にあう。昨日までの同じ事をしているのに、気付けば、自分が取り残されてしまっていることもありうる。
そんな状況に、自分の身を置かないためにも、学習するスピードも高めなければならない。学習というのは、「勉強」という意味ではない。あらゆる経験から得る、経験値といってもいい。
学習のスピードを上げるだけはよくない。それは、単に本を読むスピードを上げることに近い。より効果的に、価値ある事を学ばなければならない。その最も効果的な方法とは、「厳しい状況を選択する」こと。
人は、厳しい状況の中で学んだ方が、より多くのことを、より速く学ぶことができる。自分を学ばせてくれる状況を合えて選択する。最高のリスクヘッジだ。
現実的に、仕事も、プライベートも、厳しい状況は、付き物かもしれない。学べば投資。学ばなければ、ただの苦労。今、逆境に立たされているならラッキーだ。
より多くのことを学び、成長している最中なのだから。
