個性

自分のこだわりや、気になること。他人から見れば、どうでもいいこともある。ときには、迷惑がられることもあるだろう。それを指摘されたり、気付いたりしたとき、落ち込んでしまうこともあるかもしれない。

しかし、むしろそこでは、もっと掘り下げるべき。他人は気にならないけど、自分は気になる部分。そこには、完全に「個性」が現れている。その個性の「出所」に着目することで、そのこだわりを活かす部分に気付くこともある。

「神は、細部に宿る」ある西欧の建築家は、こう表現した。他人には気にならない、どうでもいい部分。その細部にこそ、神は宿るという。作品のすばらしさは説明できないもの。その説明できないすばらしさは、細部のこだわりが醸し出すことだといえる。

自分だけの観点に気付いたとき、「自分は、変わっている」と終わらせないことだ。その「こだわり」を開花させた先に神は宿る。そして、それが人々を感動させるものに形作られていく。「個性的」でありたくない人などいない。

他人との違いは、すべて「個性」だ。「一般常識的に」良いもの悪いものも、いってみれば、すべて「個性」なのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)