「好き」と「嫌い」の違いは何か。全く異なることのように感じるが、実は、同じ性質のものだ。「嫌い」ということは、つまり「気になる」ということ。エネルギーの強さは、「好き」と同じ。方向が異なるだけだから、一転する場合もある。
「好き」と、全くことなるのは、「無関心」。関心がなければ、気になるところもない。つまり、「嫌い」という感情すら生まれない。もし、「嫌い」とか「苦手」という感覚があるなら、何がそうさせているのかを見つめてみるといい。
その要素の、ほとんどは、実は自分が持っている。自分が持っていて気付いているから嫌にみえる。自分に持っていない部分ならば、もともの、気にもなりはしないはずだ。同じように、「期待」と「心配」も同じ。
そのものの持つエネルギーは同じだから、「心配」の実現力は、「期待」と同じく強い。ただ、人というのは、「心配」することの方が、実は、得意だったりする。じっとしてれば、期待よりも心配事が思い浮かぶ。
「好き」と「嫌い」のエネルギーと同じように、「期待」と「心配」も、同じエネルギーだと理解しておく。つまり、「心配」するというネネルギーは、「心配事」を実現するエネルギーを持っている。どうせだったら、「期待」のエネルギーを上手く使いたい。
陰と陽、明と暗。光があれば、同じだけの影ができる。そのバランスは、常にそこに存在する。どちらのエネルギーを使うかの選択は自由。陰を見つめて、陽に転じる。影の部分から目を背けてばかりではなく、光のエネルギーに切り替えてみよう。