思考の掃除

年末になれば、大掃除をする。掃除というのは、とても有益なことで、見た目だけではなく、気持ちまできれいにしてくれる。そこで、掃除が一段落した後で、もうひとつやっておきたいことがある。それは、「思考の掃除」。

タスクリストを作っているか否かに係わらず、この一年間、様々なタスクを計画し実行してきただろう。そのタスクの中で、遣り残したことが、一体、どれくらいあるだろうか。遣り残したことがどれだけあるかは重要ではない。

今日、やっておきたいのは、その遣り残しの「掃除」だ。まずは、どんな些細なことでも、遣り残したことをすべて書き出してみる。旧友への連絡、買ったままの本、借金の返済、ファイルの整理、棚の修理、などなど。そのリストには、重要なものからそうでないもの、すぐに出来ることと時間がかかるもの色々あるだろう。

自分の人生にとってさほど重要でないこと、やるやらないより、そもそも辞めてしまうこと。まずは、そういった捨ててしまうタスクを選び出す。この本は、読むに値するだろうか。そうではないと感じるならば、読むタスクを捨てる。

棚の修理も、棚をなくしてしまったら、何が不都合が生じるだろうか。または、別の選択肢はないだろうか。そうやって絞り込んだタスクについて、次は、来年の手帳に予定を書き込んでいく。予定として書き出すと、頭の思考回路から一旦解放される。

つまり、予定として、書き込んだ時点で、頭の中では、「しかかり中」だったものが、「終了」する。ここで、予定を書き込めたものは、おそらく短期的に解決できるものばかりだろう。思考回路の中に常駐するべきものは、長期的、かつ重要な事案だけに留める。

これが、思考の掃除。やるべき目標を明確にして、頭をすっきりさせよう。そして、新しい年を笑顔で迎え入れよう。

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