気が付けば、生活のリズムも一定。いつものと、同じ毎日を過ごすようになる。それは、つまらないようでいて、本当は、脳の生存本能的には喜ばしいこと。
ただし、同じことを同じようにやり続ければ、どこかに偏ったリズムになりやすい。ちょうど、使うことの少ない筋肉が、凝り固まってきて、その周辺まで影響するように。
何かズレのようなことを感じたとき、その原因が、そのズレ自体にない場合もある。たとえば、背中のハリが腰に来る。そして、目の疲れが、肩に来る。いずれも、偏った生活リズムの積み重ね。
この対処法は、腰や肩ではなく、背中の柔軟や、目の疲れを取ること。この傾向は、身体だけではなく、思考や心のあり方も、同じだといえる。1週間のうち、2日は関係ないことをする。
この習慣は、色々なバランスをとるためには、比較的簡単で効果的な、最適の習慣となる。どこか上手くかみ合わないような、ズレを感じたら、違うことをしてみる。
そのときに、そこに何かを感じたら、その反対側にあるのがズレの原因。怒りの感情の反対側に、自分の本音があるように。どこかで感じるズレや怒りは、補正するべきポイントを示唆してくれる。
その機会を、うまくいかすようにすれば、後悔よりも、成長の方が大きくなっていく。何事もバランス。バランスが崩れれば、反対側に動けばいい。そのことを教えてくれていると気付くだけでいい。
