自分には、悪い癖がある。これは良いと思ったことに、とりあえず手をつけようとすること。そのおかげで、ずいぶん脈絡の薄いものが、あちこちに出来上がってしまった。それは、決してムダではない。
しかし、放置しておくメリットもないのは事実。次にやるべきことは、それぞれの関連性を見出すこと。いっそのこと、捨ててしまうのもいいだろう。そういった考え方も悪くは無い。
しかし、一度は、着手したものであるから、決して、無関係のものばかりではない。その根底には、必ず「意味のある」ことがある。それらを見出すことが重要だ。統合できる部分は、何か。
使える部分は、どこかにないか。そう考えてみると、まったくムダにならないことがわかる。逆に、そうやって膨らましたことで、本当にやりたかったことに深みが出てくる。これは、とても重要なことだ。
参考材料が、重要な役割を果たすことに気付く。「膨らましてから、削ぎ落とす」はじめから考え方を固めてしまわず、一度、膨らましてみることをやってみる。一見、ムダに思えることも、後になってみれば、重要な意味を持つ。
賢くこなそうと考えすぎないこと。遠回りが、すばらしい出会いをもたらすことがある。
