世の中には、二種類の人がいるという。まず、自分の意思を持って行動する人。そして、もうひとつは、意思を持つ人に従う人。
意思を持たず従う人たちの特徴のひとつに、望まない環境にあることを周囲の責任にすることがある。「自分の立場がこうだったら、もっとこうなる」。
たとえ、同じ環境・職場にいたとしても、意思ある人たちは、こう考える。「今の自分は、ここで何が出来るだろうか」。そして、意思ある人が自分で道を切り拓くことに対して、自分も同じ立場になれば出来るのにと考える。
自分の置かれている状況の責任を、常に周囲の人や状況に向けている。しかし、そう考えている以上、自分が同じ状況になることは、まずないといえる。世の中には、原則がある。まず、成ること。そして、示すこと。
状況を待っていることは、状況に従うこと。それは、自分の人生を他人に預けることと同じ。意思を示せば、批難されたり嫌われる不安を感じる。しかし、その多くは、勘違いに過ぎない。
意思を持つ人を、人は一目置く。それが、正解であっても間違っていても。どうなるか判らない。だから、決められない。そう感じることを、ゼロにしよう。こうする、と決めた時から、状況は、そのように動き始めるのだから。
