うまくいく

たとえば、占いなどの結果で、今年はすべて物事がうまくいくとあったとする。それを、信じるかどうかは別として、ここでは、「うまくいく」という定義が重要になる。

つまり、永い目で見て「うまくいく」と、直近の出来事として、「うまくいく」は異なる。しかし、どちらも、結果としては「うまくいく」だ。そういった意味で、占いは外れない。

「塞翁が馬」という故事がある。物事の良し悪しは、その事象だけでは分からない。そのことを教えてくれる故事だ。その詳細は、ここでは割愛するが、一見、不幸に感じることも、実際は分からない。

乗り遅れた電車が事故を起こすこともある。リストラされた結果、天職につけることもある。今、実際に辛いことや苦しいことが、目の前で起きていたとしても、それは関係ない。

それが、本当に不幸だったかどうかは、実際は、死ぬ間際まで分からないということになる。そう考えれば、やっぱり、物事は、すべてうまくいっていると考えた方がいい。

不安になったり、心配したところで、それ自体には、本当は意味はない。すべては、総じてうまくいっている。塞翁のように、喜びすぎず悲しみすぎず。平常心こそが、最大の強さだといえる。

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