新しいことを始めるとき、本当にうまくいくかどうか、不安になるときがある。そのとき、もし不安を感じるならば、それは、「何かを学ぶ機会」になる場合が多い。つまり、一般的にいう「失敗」の要素を含む。
しかし、もし不安以上に、思い切った感情があれば、多少の「失敗」以上に成功する可能性は高い。不安や、腑に落ちない感情は、的を得ている。思い切った行動に踏み込める自信。
どこかで、うまくいきそう気がするという根拠のない自信。それは、何よりも力強い味方になる。それを、人に説明しようとするとうまくいかない。そこに、明確な理由などないからだ。
しかし、人というのは不思議なもので、その人が出すエネルギーから成功を感じ取る。だから、理由や根拠が明確でなくても、思い切った感情があれば、他人を納得させることはできる。
人は、その人が発する言葉の意味以上に、無意識に、その人が出す雰囲気を重視しているという。その割合は、実に80%以上だという。思い切った行動に踏み切れるかどうか。
それは、つまり全責任を請け負うことができるかどうか。何があっても、言い訳の必要性すら感じない状態。それを感じたら、躊躇する必要はない。頭で理論的な答えが出るのを待つ必要もない。
誰かの承認を得る必要もない。ただ、行動に移せば、それだけでうまくいく。「思い切り」に、勇気は必要ない。それが、当然であるということに過ぎないのだ。
