人類は、これまでに、ずいぶんと進化してきた。数々の戦争や争いなどを経験し、もう、世界大戦が起きることはないだろう。その進化の、もっとも顕著なことは、物事に対するスタンスの変化ではないだろうか。
物事を成し遂げるには、努力が必要。物事は、根性で、耐え抜いて成し遂げるもの。そうした「常識」によって、それが当たり前だと感じてきた。そして、そうしなければ、罪悪感すら感じてしまう。しかし、現代では、楽しく物事を成し遂げている人は少なくない。
周囲からは、努力家と見えていても、本人に自覚がないことも多い。このことが示している重要なメッセージは、「人生は、頑張りすぎると、より難しくなる」ということだろう。
頑張るという感覚には、様々な捉え方があるが、それが情熱ではなく、忍耐で充満されているなら難しい。情熱的で、楽しい時間ほど、早く過ぎる。そして、生産性も格段にあがるもの。
だから、忍耐で、頑張らなければならない状態は、むしろ、他の選択肢があることを示していると考えてみる。このメッセージは、怠けることを示しているものではない。自分に素直に取り組むことで、物事は簡単になることを示している。
それは、数々の制限と感じていたものが、実は、制限でもなんでもなかったことを示してくれる。自分が、やろう、やりたいと感じたことが、できる可能性の大きさを示してくれる。
それくらい、人類は進化してきている。事象や物事に、本来意味はないという。それに意味を与えるのは、自分の感情や価値観。そこに、弱さを見るのか、力強さを見るのか。それによって、世界は変わるのではないだろうか。
