人生の成功が、充足感や満足感ならば、結果を手にしたときよりも、過程が成功となる。夢に向かって一生懸命になっている人。たとえ、まだ掴んでいなくても、それは成功だ。
子供が、クリスマスのプレゼントを開ける前や、旅行に行く準備や過程が、最も充実しているようなもの。手にしてしまえば、そのときを頂点として、満足度を表す曲線は下降していく。
それを手にした事を、後悔をし始めたり、それが正解だったと裏付ける理由をさがしたりする。その時点では、もう成功とはいえない。だから、新しい目標を設定して、歩き出す必要がある。
多くの成功者が、目標を達成しても、決して立ち止まってしまわない理由はこれだろう。今がたとえ辛くとも、目標に向かっているなら、その人生は、すでに成功しているといえる。
人生の目標は、結局のところ「何を得たか」ではなく、「どういう人間になったか」であることからも理解できる。成功とは、目標達成までのプロセスである。自らの力で、何事も成そうとしない人たちの無責任な批判や、中傷に応える必要などない。