個性の作り方

自分は、どんな人でありたいか。それは、自分で決めることができる。人には、いくつもの役割というものがある。父親、夫、上司、部下、経営者、etc。それぞれの役割において、自分に課すべきものは変わってくる。

そのとき、自分を何と呼ぶか。それは、アイデンティティとも呼ばれる。アイデンティティとは、様々な変化や差異に抗して、連続性、統一性、不変性、独自性を保ち続けること。

つまり、武士というアイデンティティがあれば、「武士に二言はない」という行動規範がある。行動規範は、様々な状況における判断の基準となる。そこに、連続性や統一性が生まれていく。そして、それが個性となって自分をつくる。

自分に、どんなアイデンティティを与えるか。それは、自由に決めることができる。そして、それは誰にも宣言する必要はない。自分で決めるだけでいい。どんな父親でありたいのか、どんなビジネスマンでありたいのか。

「自分は、行動派ビジネスマンである」。「自分は、ビジネスクリエイターである」。こうしたアイデンティティは、自分の理想を描きやすくしてくれる。それは、「自分の枠」を超える手助けをしてくれる。

今の自分にどんなサブタイトルをつけたいか。それが、アイデンティティとなる。楽しむ感覚で、やってみる。それは、いろいろな気付きを与えてくれる。

自分が、人生の主役であり、演出家であり、また、監督であることにも気付くことができる。要するに、好きなようにできる。

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