プロジェクトマネージメント

プロジェクトを成功に導く要因は何か。一体、何をマネージメントすればいいのか。プロジェクトマネージャーとして、注視するべき要点は、実は2つだけだ。「成果の設定」と「仕事の設計」。

何を実現するのか?その過程の成果は何か?それを実現するために何をいつまでにするのか?ただし、この2つを決めるだけでは、マネージメントをしていることにはならない。あくまでも、この2つを決めることは、大前提。これが無ければ、始まらないというレベル。

大切なことは、「不確実性の考慮」だ。成果を設定しても、仕事を設計しても、そのほとんどは、その予定どおりにはいかない。つまり、不確実なものばかりだ。この不確実性のマネージメントが、プロジェクトマネージメントの真髄といえる。

不確実性に潜むリスクを評価し、適切なリソース配分や対処をする。それらを想定して、仕事の設計を見直す。成果の落としどころを模索する。プロジェクトマネージャーは、予定を作って、管理するだけで終わりではない。

予定通りにいかないことやトラブルの発生で、メンバーを責め立てるのは、無能さを露呈すること。だから、予定通りいかないことを嘆かない。それは、想定の範囲内であると考えることだ。不確実性が、引き起こすリスクは何か。そのために、何をどう準備しておくべきか。

ここでもやはり、ポジティブ・シンキング&ネガティブ・シミュレーションが活きる。人間の行う活動は、不確実なものばかり。「すべては、想定の範囲内なのだ」ということにしよう。

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