パラレルワールドという話を聞いたことがある。それは、並行して存在する世界。次元の違う世界という表現されSF的ではるが、そういった話も物理学の世界では証明されつつあるという。しかも、その世界は、無数にあるという。
面白いのは、それが同時に進行しているということ。そして、自分の意識というものは、その世界と世界を瞬間的に移動することもできるという。自分の過去を振り返ってみて、自分自身が変わったなと感じるときはないだろうか。
このパラレルワールドを信じるならば、まさに、その瞬間が転換のポイントだったのではないだろうか。今まで、ネガティブだった自分がポジティブになった。その瞬間に自分がポジティブである世界に変わる。だから、一方ではネガティブな自分の居る世界が存在する。
つまり、過去の自分は自分であって、もはや自分ではない。パラレルワールドの概念にあてはめればそういうことになる。「過去の自分と今の自分は別人である」それを前提とするならば、自分以外の人もそうである。
もし、過去に許せない人がいたとするならば、その人は、もはや今のこの世界には存在しない。だから、今目の前にいる「許せなかった」人は、別の人。そう考えれば、またゼロから関係を構築することもできる。
自分の望む世界は、パラレルワールドのどこかに存在する。パラレルワールドの概念や理論を信じるならば、その望む世界に転換するには、意識をそこに向けるだけでいい。
物理学で議論される多次元の世界と、思考が現実化するという成功哲学の理論。それが、どこかで繋がったような気がした。
