白黒

物事に白黒つける。そうしなければ、気がすまない人たちもいる。しかし、実際には、白黒つけられるものなどない。どこかに必ず、他の要素を持ち合わせている。自分という人間を見てみても、決して、白黒つけることはできない。

マジメに仕事をするという一面もあれば、ハメを外して遊びたいという一面もある。ひとりの人間の中にもこうした多様性がある。だから、何かが起こったとき、起こるとき、必ずこうだ、こうあるべきだというものはない。

こうあるべきだと決めるのも自分であって、決めたたから決まっただけだ。それは、自分の中で白黒つけただけであって、そのものを本質的に白黒つけたことにならない。だから、他人にそれを押し付けてはもめるだけ。

交通事故にも、夫婦ケンカにも、その理由に、一方的なものは、まずない。結局のところ、白黒などつけようがないのだ。それをやろうとすると、ストレスになる。他人との軋轢を生む場合もある。だから、白黒はつけようとしないことだ。

「そういうこともある」それを自分なりに「解釈」すればいいだけのこと。自分の中にも多様性。もちろん、他にも多様性。だから、世の中は面白く、そして発展する。

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