「ゼロから1にすることが、一番困難である」何もない状態から、何かを生み出すことは、想像以上の困難よ努力を要する場合がある。それは、自分の努力だけでは、どうにもならないこともある。
「新規お断り」という常套句がある。次に「まずは、実績を示してください」とくる。初めてだから、実績などない。でも、やらなければ実績はできない。とても、矛盾に満ちた状態だ。
こうした状態からの脱却がゼロを1にすることだ。ただし、この言葉を理解したとき、もうひとつのことも理解しなければならない。「イチからニにすることは、難しくない」ゼロから1に5年かかったとしたら、1から2にするには、2年はかからない。
そして、2を4にするには、1年以内で可能となる。これが描く曲線は、シグモイド曲線といい、あらゆる自然科学の状態に当てはめられるという。つまり、ゼロを1にすることができれば、1を2にすることに疲れてはいけない。
また、これまでと同じ苦労が待っていると、思い込んでしまう必要などまったくない。たしかに、成果を実感できるのは、3以上になってからかもしれない。1にまで辿り着ければ、2にはできる。2から3は、もっと簡単にできる。
ゼロを1にするということ。それは、ひとつの大きな関門を乗り越えた証。もうひと頑張り。