「遭遇するリスクや逆境には、それと同等かそれ以上の利益が潜んでいる」言い回しは違えど、過去の賢人達は、こうした意図の忠告を後世に伝え続けている。
人には、それぞれ使命があるように、その使命に気付かせるためのイベントも用意される。それは、往々にして「問題の顔」をして現れる。多くの人は、その問題をできるだけ避けるように、できるだけ現状を維持できるように選択する。
しかし、過去の歴史を振り返っても、30年以上同じ状況が続いたことはない。ドッグイヤーと云われる昨今では、おそらく、長くても10年で環境は大きく変化する。現状維持は、後退を意味することを理解して、積極的に、潜んだ利益を取る決意も必要だ。
プロフィット(利益)>リスク(困難、逆境)。近視眼的には、辛いことも失敗もあるだろう。しかし、永い目で見れば結果的に良い事も多い。誰でも始めは失敗をする。しかし、リスクを判断する力は養われる。取るべきリスク。
避けるべきリスク。もちろん、ギャンブルは避けなければいけない。この判断を的確に行うにも、小さなリスクを取り続ける経験から生まれる。その固体がどういった経験則を経ているか。
それを仮説し、アプローチすることで、「取るべきリスク」として認識させることができる。プロフィット(利益)>リスク(困難、逆境)。どんな状況でも、優れた固体は、この公式を描いていることを忘れない。この公式が成り立つ選択をし続けよう。