人は、言葉だけでは動かない。いくら、こうしてほしい、ああするべきだと、説き伏せても、その身近な人は変わらない。なぜなら、たとえ頭で理解できても、想像しているものが変わらないからだ。
想像しているものは、その人が信じていていること。つまり、その人の意思といってもいいだろう。逆に、その想像を変えることができれば、人は一瞬にして、変わることができる。
そう、”変える”ことはできなくても、”自ら変わる”ことへ導くことはできる。そのためには、ただ”伝えること”。解釈や価値感を押し付けようとすることは無意味だ。
そのひとに、”伝える”ために必要なことは何か?エネルギーを電波するように、気付かせるには?”気付き”を与えるために、出来ることは”示す”こと。
その”示し”が直接的なことでなくとも、それによって、エネルギーの方向性が変わればOK。たとえば、前向きな姿勢を導くためにできること。身の回りの整理整頓から始めてみる。あいさつや声かけから始めてみる。
相手を変えることにフォーカスせず、自分が理想とする部分にフォーカスしてみる。とかく、大きな成果を出している、企業や人物の背景を注意深くみてみるといい。きっと、こうした取り組みを垣間見ることができるだろう。
