ある決断について、考える過ぎるということは、別の言い方をすれば、固定観念に頼ることだ。固定観念は、いつも正しいとは限らない。むしろ、自分の枠を超えるような、大きな決断には、邪魔だといってもいい。
経験に育まれた観念に頼ったとき、そこに選択肢がなければ、思考はストップする。つまり、「行動しない」という決断しか行き着かない。「考えすぎる」ということは、つまり、こうした要素を含んでいることになる。
自分が、ある決断に対して、「考えすぎているな」と感じたら一旦手放してみる。世の中には、いろいろな人がいるし、実際に、いろいろなことが起こる。
それを、すべて今までの自分の経験の枠の中から、正解を見つけ出そうとすること自体に無理がある。往々にして、そういった場合は、ふと湧き上がってくる、直感の方が正しいものだ。
たとえ、誰かに相談したとしても、本当の答えは、自分の中にしかない。それを、うまく引き出してくれる人が、本当に相談するに値する人だ。自分の価値観の押し売りをする人の助言は危険。
大切な決断をするときにこそ、自分自身を信じることの大切さを認識しよう。「直感は、いつも正しい」多くの成功者が、口を揃えて言うように、これくらい言ってみても構わない。