回り道の方が、安全に見えることがある。欲しい結果にまっすぐ進めば、結果は早い。それが判っていても、「探り」をいれてしまう。
「探り」とは、そこからある反応を得て、それから、結果を予測してみようとするもの。これは、そもそも「探り」に対する「反応」という、予め想定したシナリオがあって成立する。
しかし、現実にはシナリオどおりにはいかない。なぜなら、それ自体が自分の価値観で作られるからだ。そのシナリオに間違いが無いなら、そもそも、選択を欲しい結果に向ければいい。
この矛盾した「回り道」は、ある感情に基づく。それは、失敗に対する「恐怖」。失敗することを恐れるあまり、なるべく傷つかないように振舞う。
しかし、実際は、その振る舞い自体が、うまくいかない結果を導くことも少なくない。まずは、一度まっすぐぶつかってみる。そうすると、意外とうまくいくことがわかる。
不安や恐れが、まったくの取り越し苦労だとわかる。そして、まっすぐぶつかった方が、たとえ、期待した結果でなくとも次の道は見えやすいもの。
余計な詮索をめぐらせるのはやめよう。まっすぐ欲しい結果に進む選択が吉となる。