収まる場所をつくる

重い腰が上がらない。やらなければならないのに踏み出せない。そういうときがある。実は、その先にあることや、その内容が、よくわかっていることほどそういうものだ。

そういうときは、勢いに任せて、まず始めに「器」を作ることから始めるといい。「器」とは、それを入れ込むもの。モノであれば場所、書き物であればノート。とにかく、そのモノのための「場所」を作る。

場所を作ったら、それをしばらく放置するつもりでもいい。しかし、実際は、放置できなくなってしまうもの。人は、もともと「空白」というものを嫌うらしい。空いていれば埋めたくなる。これは、本能のようなものだ。

本棚に空いた場所があれば、埋めたくなる。空の花瓶がおいてあれば、花を挿したくなる。だから、まず始めに「空白」を作る。つまり、「場所」であり、入れ物「器」だ。

書かなければならない原稿があれば、題名を書き込んだファイルやフォルダを作ってしまう。そして、その「器」や「場所」が空白であることを、なんとなく意識してみるようにする。

自然と埋めたい衝動に駆られて動き出せば成功。あとは、勢いにのってやり遂げられる。できないのは、能力が無いからではない。

ただ、きっかけがないだけかもしれない。そのきっかけづくりのための「空白」。先に、収まるべき場所を作ってしまおう。

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