ゼロからイチにすることは、イチをサンにすることよりも難しい。ゼロからイチにするということ。つまり、それは、「仕組みを作る」ということ。
仕組みが出来て動き始めれば、あとは、慣性の法則が働くように動き始める。この「慣性の法則」が働くことを称して、「楽に結果が出せる」という場合がある。
この「楽に結果が出せる」というところだけに、フォーカスしてしまってもうまくいかない。なぜなら、ゼロをイチにすることが、最も、困難で労力を伴う部分だからだ。
だから、仕組みを作るところで挫折する。「もっと楽なんじゃなかったの?」と感じる。イチからサンは、勢いまかせ。しかし、ゼロからイチは、そうはいかない。
車が走り出す際にも、始めに最もエネルギーが必要なように。仕組み作りは、決して楽ではない。だから、はじめから覚悟しておく。楽して結果を出している人が周りにいるなら、よく観察してみるといい。
その人は、「仕組み」を持っているはずだ。そして、その「仕組み」は、真似し難いもの。ゼロをイチにする覚悟を決める。そして、一歩を踏み出したら、やり続ける。あとは、「慣性の法則」を生かすだけ。
ここまで、辿り着ける人は、わずかだという。多くの人は、それまでに諦めてしまう。必要なことは、ゼロをイチにする覚悟と決断。その瞬間に、すでに道は決まるのだろう。