車の片輪の動きを止めると、車は、その場でくるくると回り始める。その様子は、行き詰って焦っている、自分の様子に、当てはめることができる。何かをもたらせば、何かを失う。
そう感じていることは、多いかもしれない。仕事の為に、家庭を犠牲に。仕事の為に、趣味を犠牲に。しかし、実際には、そんなことはない。この生贄的な発想は、逆に物事を滞らせる。
一生懸命に頑張っていはいるものの、なぜか、うまくいかないことが次々に起こる。空回り感と虚しさ疲れに、ふと包まれる。この状態は、ちょうど片輪の速度が遅く、くるくると回っている車のようなものだ。
欲しい結果は、すべて同時に手に入れる。そのための計画を立て、実践していく。多くを望むことは、罪ではない。そこに罪悪感は、一切必要ない。
むしろ、すべてをバランスよく満たすことが、全体をまっすぐに進めるチカラとなる。「これをやるから、これはなし」これは、根拠のない思い込みや観念に過ぎない。
まずは、今の世ででは、余計で重たいだけの、その鎧兜を脱ぎ去ることを始めよう。そして、両輪をバランスよく回転させ、チカラをまっすぐ前に振り向けよう。そうすれば、もっと楽に辿り着けるだろう。