自分の尺度

「諦めきれない夢」に出会う旅。それが、人生の目的のひとつだと思う。早い段階で、そうした夢に出会えたなら、それほど、幸せなことはない。

しかし、多くの人は、本当にしたいことを、探しながら、日々の生活を送っている。「成功の秘訣は、諦めないこと」これに異論はない。故に、諦めきれない夢に出会えれば、成功は、約束されたようなもの。

だから、成功の法則を語るならば、まずは、「諦めきれない夢」との出会い方。それが、まず第一にあった方がいい。ときどき、苦しみながら、迷いながら、これが夢だと思ってしまうことがある。

そういうときは、それを実現したときの、自分自身のイメージを描いてみる。そこで、リアルな感情が起こらないようであれば、それは、本当にしたいことではないかもしれない。ただ、それは決して無駄ではないだろう。

その過程が、次のステップに必要だから。諦めきれない夢を持ったとしても、そこには、悩みや、苦しみはあるだろう。不安と安心は、表裏一体だから、それと同じだけのワクワクを感じられればいい。

今、追い続けいているもの。それですら、本当の夢かどうかは判らない。ただ、今、この道に全力を尽くせば、また、違う道も見えてくることもあるだろう。

「人生は、何を得たかではない。どういう人間であったかが重要だ」。こうした過程は、常に自分に、どういう人間でありたいかを問いかける。そして、人生いろいろ。分野も活動の場もいろいろ。

カーネルサンダースは、自分のカフェを追いやられ、チキンのレシピを売り歩いた。他人は、カフェという夢を諦めたと思ったかもしれない。しかし、彼は、それとは違う夢を描いていた。

龍馬が、脱藩したとき、土佐勤皇党は、逃げたと失望した。しかし、龍馬は、彼らとは違う夢を描いていた。「世の人は、我を何とも言わば言え。我為すことは我のみぞ知る」。

他人の尺度に振り回されなくていい。過去の偉人達の残してくれたものは、それでいいのだと思い出させてくれる。

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