脳は、イメージしたものを実現するという。そして、そのイメージの「意味」は、関係ない。つまり、イヤなイメージも、いいイメージも、イメージとして見れば同じだということ。そして、そのイメージは、実現される。
であるならば、いいイメージだけを持てばいい。それだけのことであるはずなのに、難しい。いいイメージを「意図的に」描きながら、実は心底は、悪いイメージを持つことがある。
欲しい結果が実現できないでいる場合は、ほとんどが、このパターンであるという。では、どうすれば、心底いいイメージを、自分の中に作り上げることができるのか。その方法が、「感情を乗せる」という方法だ。
頭の中に作った、いいイメージに、そのイメージの中の自分が感じるであろう感情を被せる。感情は、自分にとっていつもリアルだ。だから、感情を乗せることで、そのイメージは、リアルにある。
うれしさを感じながら、悲しいイメージはできない。悲しさを感じながら、うれしいイメージはできない。人間は、感情の生き物だから、感情を常に、リアルの基準として生きている。
欲しいイメージが具体的ならば、それを手にしたときの感情を感じてみる。それが、脳への「正しい」信号の送り方だ。意味は、頭で考えるのではなく、感情で与える。それが、本当のリアルな自分なのだから。