社会には、ルールがある。通貨や為替というルール。そして、仕事の対価として受け取るお金。そのルールは、別の言い方をすれば、「制限がある」ということもできる。
やりたいことがあれば、必要なものがある。それを得るためには、制限を加えなければならない。決まった時間に決まった場所で、決まった時間の仕事をしなければならない。
一方、こうした「制限」があるからこそ、「達成感」というものがあることも事実だ。欲しいと思えば何でも手に入り、行きたいところにいつでも自由にいける。
そんなことができるのであれば、そこに、「達成感」や「満足感」はないだろう。それは、毎日家に帰るという行為に、達成感や満足感を感じないことと同じだ。
つまり、世の中のルールや制限は、「達成感」を味わうためのスパイスのようなもの。このように考えることはできないだろうか。思い通りにいかないことは多い。やらなければならないこともばかり。
だからこそ、達成感がある。もし、困難にぶち当たったなら、このように考えることにしよう。「だから、人生はやめられない」。
それは、スパイスが強烈であればあるほど、その後の達成感が大きいということなのだから。
