人間は、ひとりでは生きていないから、自分の周りには、いろいろなことが起こる。時に、避けようのないことや、この先のことも判らないことも起きる。周りを見渡せば、平然と歩き生活する人たちがいる。
「どうして、自分だけがこんな目に会うのだろうか」そう感じることもあるかもしれない。しかし、それは決して「自分だけ」ではない。それは、むしろステップアップの機会、つまり、ジャンピングチャンスの到来だ。
孔子は、論語の中でこういっている。「君子固より窮す。小人、窮すれば、斯に濫る」つまり、窮地に陥るのは避けられない。人間を分けるのは、そのとき取り乱すかどうかだ。
焦ったところで、状況は変わらない。怒ってみたところで、それはなくならない。嘆いてみても、道は開けない。恨んでみても、新しい一歩は踏み出せない。平常心で受け止め、冷静であること。
それが、唯一道を開き、新しい一歩をつくる。そうした態度が、気付きを与えてくれ、成長を促し、結果的に困難を乗り越える。ジャンピングチャーンス!そう言ってのけるくらいの余裕。不謹慎であっても、それくらいがちょうどいい。
