好きなことを仕事にすると不幸になるか。それは、物事の一面だけを薄く刈り取っているにすぎない。人生の中で、約1/3の時間は仕事に従事している。その時間を、耐えて凌ぐほど不幸なことはないだろう。
ポイントは、「好きなことを仕事にする」ことではなく、「好きなことで成功する」ことにある。では、好きなことで成功することは可能か?それは、取り組み方によるだろう。
好きなことと、世の中のニーズに接点があること。好きなことで成功した人には、必ずその接点がある。自分の好きなことにニーズとの接点はあるか。それは、ひとつの宝探しのようなものだ。
好きなことを、そのままの姿形で捉えていては、その接点が見えてこないことは少なくない。見方を変えたり、捉え方を変えてみたり、表現の仕方を変えてみたりする必要がある。
車を運転するのが好きだから、カーディーラーになる?おそらく、車の運転する時間は、多くはないだろう。では、タクシーやバスの運転手はどうだろう。おそらく、それも違うのではないだろうか。
「車を運転することが好き」ということを、そのまま実現しようとしても、接点は見えてこない。車のテスターはどうだろか。評論家やライターというのはどうだろう。運転することで、何を実現したいのか。
それを具現化する方法に何があるのだろうか。それは、まさに宝探しそのものだ。好きなことの行為に目を向けるのではなく、そこで、自分が何を感じたいのか。その感情に目を向けた方が、答は見つかりやすい。
それが、答かどうかを見分ける方法は、それを実現しようと、ワクワクするかどうか。そのワクワクは、才能がイエスといっている証拠。あとは、行動あるのみ。好きなことを仕事にすることは不幸になる。
改め、好きなことを仕事にして幸せになる。事実、それを実現している人たちがいる。出来ない理由を探すのは、今日までにしよう。
