悲惨な事故というものは、起こる。何の罪もない人たちが、事故に巻き込まれ、ある日、突然、命を奪われてしまう。ある哲学では、すべての物事に意味があって、自分自身で、引き寄せていると云われる。
もし、本当にそうであるならば、そうした人たちは、自ら死を引き寄せたのだろか。この疑問に応えられる人は、おそらくいない。それでは、こうした事故を、どう解釈すればいいのか。
そのひとつの方法は、その輪の中に入り過ぎないということだ。つまり、「明日は我が身」と警戒しすぎないこと。注意することは必要でも、ストレスを感じてはいけない。
むしろ、こうした事故で、いつ命を落としても、おかしくないという日々を送っていると認識すること。そして、今日一日が、無事過ごせたことに感謝すること。だからこそ、今この瞬間を精一杯生きること。
その教えだと理解してみる。そう理解する以外には、救いはないのではないだろうか。そう理解したときに、自分の考えや行動はどう変わるか。周囲への影響に、何をもたらすか。物事は、常に中立だという。
良い面も悪い面も、同時に存在する。それを、どう感じるかは自分の選択。自分も、自分に係わる人たちも幸せになる選択。それを、積極的にしていきたいと思う。
