世の中には、とかく評価というものがつきまとう。評価というのは、要するに期待値との整合性。どれくらい期待に応えられたかということになる。本来であれば、個人の枠組みの中での評価。
つまり、絶対評価であるべきだ。しかし、往々にして評価というものは、相対的な観点で行われることが少なくない。つまり、「他人と比べてどうか」という尺度。この尺度は、便利なようでいて、くせが悪い。
「他人を勝手に評価することで自分を正当化してしまいたいという衝動」これが、過去に暗い歴史を作ってきたし、自分自身をも、不幸にしてきた。人には、本来、向き不向きがある。
そして、好きなことと社会の期待には接点が必ずある。純粋に、それに目を向ければいい。根拠のないど根性や、苦しいだけの努力は、不毛に終わるだけではなく、誰も幸せにしない。他人の評価は、そもそもが幻想。
自分から、価値を生み出せる方向に進めばいい。本当の評価というものは、その後に勝手についてくるものだ。
