打てば響く

鐘は、打てば響く。打たなければ、どんな音かは判らない。その響きは、次の音を生み出す。そうして繋がった強弱の音が音楽になる。なによりも、まずは打たなければ始まらない。

それは、行動に置き換えることができる。まず、行動する。それは、誰かに影響を与える。そして、フィードバックを得る。このフィードバックという「響き」は、他のどんな情報やテキニックにも変えがたい。

何か行き詰っているときや、物事がうまくいかないときというのがある。そういうときは、「まずは打つ」。誰かと接点を持って、とにかくコミュニケーション。それは、なんらかのフィードバックをくれる。

そして、それが、次の行動へと繋がる。どうすればいいか迷ったとき、立ち止まって、ふさぎ込んではいけない。その行動に根拠や理由を求める必要はない。とにかく、打ってみることから始める。

何も打っていない自分に気付いたら、まずは、行動に出てみること。それも、直接誰かと接する機会があればいい。そのほうが、フィードバックは早い。フィードバックは、必ずしも助言ではない。

それで、すべてが解決されなくてもいい。次のきっかけになればそれでいい。人生という音楽は、打つことから始まる。そして、その音色は、誰かをきっと幸せにする。

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