統合された情報は、強い。この「強さ」というのは、柔軟性。不確実性の中で、効果的な行動に繋げていくために、効率的に最適解を出すためのもの。統合までのプロセスには、2つの段階を経る。まずは、知識と理解の情報プロセス。これがなければ、何事も始まらない。
まずはじめに取り組むべきことは、質の高い知識や情報を、貪欲に得ること。そして、次に応用と分析。得た知識を応用し、分析していく。この応用と分析には、テクニックが必要とされる。そのためのフレームワームや考え方は、様々なものがあるが基本は、論理的思考。
水平思考や垂直思考を繰り返し、幅広く、そして必要としない制限を設けない思考。そして、最後に統合。俯瞰された視点、具体的なビジョンにって、知識レベルでは、無関係であったものが統合される。統合によって、もたらされたアイデアは、直感的でありながら、奥深いものが多い。
応用や分析によってもたらされる統合は、とても、魅力的にみえてしまう。そのために、知識や理解の情報プロセスを飛ばし、いきなり、応用分析のプロセスに向かう場合がある。しかし、それは、結果として遠回りになってしまう。
小学校などの初期の学問において、記憶することを主とするのは、実に理に適っている。統合された情報を手にするためのプロセス。一足飛びをしようとは考えず、「急がば回れ」。結局、それが結果的に一番早い。
