いろいろと知識や情報が付いてくると、原理原則を忘れてしまうことがある。「テクニックにおぼれてしまう」という状況は、自分の理想とのギャップも大きくへこむ。だから、常に原理原則を忘れてはいけない。そして、原理原則は、いつもシンプルだ。
たとえば、人は、「価値」にお金を払うのであって、支払う行為そのものに意味を持たせすぎてはいけない。サカナは、種の保存のために生きているのであって、人間に釣られるために生きているのではない。原理原則は、新しく学ぶ必要はない。
当然、知っているはずのものが、知識や情報によって、埋もれ隠されていく。もし、原理原則を見失いかけているなら、埋もれている状態から掘り起こす必要がある。まずは、行為そのものに着目せず、その意義に着目することから始める。それは、概念であり抽象的になっていく。
その不安に見向きもせず、抽象化し続ける。すると、必ず原理原則に行き当たる。それが、腑に落ちたとき、改めて行為に目を向ける。すると、その本質が違った形でみえてくることがある。
「迷ったたときは、原理原則に立ち返る」この当たり前のようで汎用的な助言は、何にも勝る強い助言となる。うまくいかないとき、目先の状況ばかりに目が行く。そして、小手先の方法ばかりに飛びついてしまう。まずは、それを辞めて深呼吸することだ。
そして、原理原則を高い視点から俯瞰してみよう。きっと、思いがけないほど簡単な解決策が、糸を手繰るように見えてくることだろう
