情報には、価値があるという。これは、事実だ。今や、情報を制したものが、成功の道を駆け上がるといっても過言ではない。ただ、情報は、良いも悪いも混在している。ゴミの情報は、いくつ溜め込んでもゴミだ。まずは、その情報の見極めを行わなければならない。
その方法としては、2つある。ひとつは、テーマを持つこと。つまり、自分のフィルターを設定する。これは、「捨てる」というより、必要な情報を逃さないための方法だ。もうひとつは、再現性を確認する。これは、重要な情報を見極める方法だ。
再現性のない情報は、時間切れだったり、特定の人にしか有効でなかったりする。著者の自慢話に終始するノウハウ本の類はこれだ。なんだか自分も出来そうな気になるのが性質が悪い。次に考えることは、自己流のアウトプット。
得た情報のままの表現ではなく、自分の解釈を加えたアウトプットを心がける。そして、次にインプットがくる。アウトプットに触発されたインプットだ。このインプットには、価値がある。なぜなら、自分流の解釈に関連するインプットだからだ。
インプットの前に、アウトプットがあるのがミソ。とにかく、アウトプットをまずは心がける。情報は、探したり求めたりするのではなく、必要な情報を引き寄せてくるという考え方だ。あらゆる情報にアクセスすることはできる。ただ、自分にとって価値がある情報かどうかが問題だ。
知識人がテレビの視聴を嫌うのは、そこに見る側の情報の選択権がないからだ。情報は、自分で選ぶ。そして、情報の価値は、自分で決める。今の時代を生きるサバイバルスキルだ。
