物事を整理することは、明確にすることを意味する。物事を明確にすれば、集中するべき事項がわかる。無駄な事柄に費やす時間を、目標を達成することができる事柄に振り変える。
「敗者は、不安を取り除く行動に時間を費やし、勝者は、目標を達成するための行動に時間を費やす」近視眼的な満足を得るための行動は、大きな成果を生み出す可能性が少ない。大きな目標を見据えて、何をするべきかを考える。
そのためにも、整理が必要だ。一事が万事。身近なところから整理を始めることで、自分自身の状況が明確になり問題点もわかる。米国における富裕層へのアンケート結果では、お金持ちは、家計の細部まで把握しているとある。
一体、自分の生活には何にいくら必要なのか。何が最低限必要なもので、何がそうでないものか。何が入っているか判らない「箱」がタンスの上にある。捨てられない大事なものが入っているに違いない。しかし、その箱が必要なときに空けられるという日は訪れない。
不明確な箱の中身は、無いものと同じ。必要なときに役に立たないことを証明している。自分自身を、この「箱」のような状態にしてはいけない。身の回りから「整理」をし、「明確」にし始めることで、「何」が入っていて、「どう役立つのか」が明確になる。
いきなり、大きな事柄に取り組もうとすると構えてしまう。まずは、身の回りの事柄の整理をしてみることだ。机の中、ファイル、タンス、本棚、タックルボックス、etc。
ひとつひとつ明確にしていくことで、脳がすっきりしていく実感があるだろう。それに快感を覚えたなら、ブレークスルーの日は、そう遠くは無い。
