自分にどんなルールを課しているか。生きることや社会生活に息苦しさを感じているなら、それは、自分に課すルールが多すぎるかもしれない。
上司や家族など、周囲の動きに対して、「こうでありたい」「こうあるべき」と思うこと。それが、自分に課したルール。でも、実際には、そのルールの必要性は低い。誰も、そんなルールを期待していないのが現実。
それよりも、人は、そんな状況に振り回されない、確固たるルールや掟を守る姿勢に共感する。だから、ルールはひとつで十分。「自分自身に勝つ」というルール。たとえば、それだけで十分なのだ。
甘えや、怠惰が顔を覗かせたら、ルール違反。他人の失敗や怠惰に、腹を立てることもルール違反。「自分に勝つ」というルールひとつだけで、ほとんどのことは、うまくいくようになる。
そして、周囲の反応にストレスを感じず、「自分に勝つ」こと以外には、無頓着になれる。そうした、「強さ」を持つこと。状況や環境が、良くないときこそ、自分自身の持つ「強さ」がものをいうとき。
余計なルールは、重いだけの荷物に似ている。その荷物を降ろして、軽快に歩き出そう。
