他人からの助言を受けるケースがある。その受け方は、時に予期せぬ方向や、期待に反する状況で受け取る場合がある。気分のいい助言ばかりではないだろう。むかつく助言であったり、イラつかせる助言かもしれない。
しかし、そのタイミングが意外であればあるほど、その助言には、「意味」があると考えた方がいい。間違ってはいけないのは、決して、その人自身に矛先を向けないことだ。そういう場合、往々にして悪気はないもの。怒っても仕方が無いし、意味の無い場合も多い。
その言葉の「意味」をきちんと感じ取るために、そういうときは、こう考えることにする。「誰かが、それを彼に言わせている」自分自身に何かを知らせるために、その人を使って、その言葉を語らせている。そう考えると、怒りの感情は出てこない。
冷静に、自分にとってどういう意味があるのかが考えられる。そのメッセージに思いをめぐらせて、何かに思い当たれば、それはとても大きな収穫だ。感謝の気持ちが沸き起こってくるだろう。
人は、ひとりで生きているわけではない。必ず、誰かと係わりながら生きている。自分が他人にとって意味があるように、他人も自分にとって意味がある。すべての係わり合いには意味がある。
メッセージを感じ取れる鋭敏さを持って、常に、冷静に、寛容であることが賢明だ。他人の助言から「メッセージ」を感じ取ろう。
