事をなすために必要な要素。「無意識(修練による無意識の技術)」「集中力」「セルフイメージ」。このうち、もっとも重要、かつ判り難いのが、セルフイメージではないだろうか。
自分の今、抱いているセルフイメージ。そして、自分が本来理想とするセルフイメージ。それが、一致しているのかどうか。簡単にいえば、セルフイメージとは、自分の理想を先取りしてしまうイメージだ。
自分は、こうありたい。そう願う姿が、今まさにここにある。これには、重要な考え方が後に続く。「たとえ、今ここに無いとしても」。一流のイメージを描くならば、すでに一流であると振舞うこと。
間違っても、抱いてはいけないイメージは、一流になりたい」などの考え方だ。一流になりたい=今は、三流という認識。つまり、一流になりたいという思いは、自分は三流であるセルフイメージを持っていることになる。
セルフイメージは、「自分は~したい」ではなく、「自分は~だ」というイメージを描くこと。そして、そのイメージを一度描いたなら、そのイメージを崩すような言動は行わない。
今は、お金がないから、時間がないからと、妥協を繰り返していては、セルフイメージは守れない。セルフイメージは、自分のアイデンティティ。それ自身が、自分自身であるとまで思い込む。
そのエネルギーとチカラは、すさまじい。名を馳せた人たちは、成功するずっと以前から、そうしたエネルギーとチカラを持ち続けている。自分は、どんなセルフイメージを抱くのか。そして、それを守り通しているだろうか。
この問いかけに、心をフラットにして応えてみる。それは、夢を描くように楽しい取り組みだ。
